リポートその④ ★ようこそ!世界の紙芝居の森へ
◎総合プロデューサー
たまちゃん(大塚たまよさん)
今回の展示を企画されたのは、一般社団法人てづくり紙芝居館の代表、たまちゃんこと大塚たまよさんです。
(以下、敬愛をこめてパフォーマー名の「たまちゃん」にて進めさせていただきます)
たまちゃんは現在、二つの大きな紙芝居ジャンルに関わっていらっしゃいます。
1.昭和の街頭紙芝居の保存継承
2.プロ、アマ問わない創作の「てづくり紙芝居」の制作・発表・販売
紙芝居舞台の記事で、世界の紙芝居プレイヤーの皆さんが、童心社さんの三面開き舞台のスタイルを愛用していると書きました。
実際の取り組みとして、「童心社」さんによる地道な海外でのPR活動によって、「日本の紙芝居」に出会った方は多いようです。
その勉強熱心な皆さんが、日本に来て紙芝居の歴史をたどる中で「自転車に乗って公園にやってくる街頭紙芝居師」にたどりつきます。
たまちゃんは、昭和の街頭紙芝居の原画が保管されている「塩崎おとぎ紙芝居博物館」の会員です。
(紙芝居の絵元を務めていた、塩崎源一郎さんのメッセージを添付いたします)
今回の企画展の動機は、2019年に塩崎おとぎ紙芝居館を訪れたフランスの方の紙芝居作品が、日本では見たことのないアートな作品で、それを見てから海外作家の紙芝居紹介をやってみたいと考えていたそうです。
昨年、日本を訪れていた紙芝居研究家のタラ・マッゴーワンさんに相談すると「協力します」と即答をいただき、この展示会が動きだしました。
たまちゃん自身も、外からの視点で紙芝居の魅力を再発見できたとのことで、その気づきが今回の企画展開催への後押しになったそうです。
「世界の表現者にとって、日本の紙芝居は『アート:芸術』です。展示を通して、驚きと感動を共有していただけたら幸いです。」
展示コーナーでは、「てづくり紙芝居館」の運営メンバーであるピーマンみもとさんのユーモア紙芝居、天才小学生による傑作てづくり紙芝居など多彩な作品が来場者を楽しませていました。
ウエルカムボード代わりの特大イラストは、こちらもメンバーである、ゆりぼんさんの作品でしたー(^_^)d
その⑤につづく~