楽しかった「ミステリーナイトツアー in 首里城」!
首里城の夏休みイベントとして、例年開催されている「ミステリーナイトツアー in 首里城」に、『紙芝居係』として、初参加させていただきました。
今回のさどやんの役割は、学芸員さんが行う首里城正殿でのガイドの前後に、首里城関連の「怪談紙芝居」をご披露させていただくというものでした。
首里城での「街頭紙芝居」。
贅沢かつ、のんびりとした心地よい空間。
高台からの眺めが最高でした。
(「耳切坊主」 文:小原猛 絵:つかやまつよし
制作:NPO法人地域サポートわかさ)
オープニングでの演目は、首里城ご近所怪談「耳切坊主(ミミチリボージ)」。
「耳なし芳一」を連想される方もいらっしゃるんですが、こちらは首里の役人に成敗された悪い坊主が妖怪として現れ、復讐のために首里の子どもたちの耳を切る、という完全逆バージョン。
舞台になった場所が高台の向こう側に見えるので臨場感たっぷり。
ちびっこチームがびびりまくっておりました。
さらに、物語の背景として、首里の王さまと役人が事実をねじ曲げて、権力者側に都合のいい話として後世に残したという「陰謀説」もお話しさせていただきました。
「歴史には、光と影、オモテとウラがあり、すべてが本当で、すべてがウソです。今日、紹介したお話に興味を持った方は、ぜひ、ご自分で色々とお調べになって、自分なりの『歴史の真実』にたどりついてください。」
というのが、今回のさどやんからのメッセージ。
そして、ツアーご一行は、夜の首里城正殿へと進みます。
こちらでは、正殿に装飾された「龍」や、悲劇の占い師「木田大時(もくた うふとぅち)」(参考HPはこちら)のエピソードなどが、学芸員さんから紹介されていました。
王朝儀式を再現したミニチュアに見入る子どもたち。
新しく増設された展望台から、正殿裏側の夜景も楽しめます。
そして、ツアーのラストに、再び、さどやん登場。
二回目の演目は「クンダグスク(足の崖)」と呼ばれる場所の由来話です。
「尚円王」の立身出世物語と併せて紹介いたしました。
(「金丸こそ我らが王なり」 文・絵:さどやん
制作:ニシバル歴史の会)
劇的な王位継承の「影」で起こった惨劇についてのお話です。
「歴史には、光と影、オモテとウラがあり、すべてが本当で、すべてがウソ。」
長い歴史とともに、美しく、恐ろしい貌を魅せる、「夜の首里城」。
来年も「紙芝居係」で参加したいなーと願いつつ、さどやんのイベントリポート、終了で~す!
ゆがふ たぼーり(幸せが訪れますように)
さどやん 拝