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最新情報&イベントリポート

2/20(火)は「かりゆし紙芝居劇場」Vol.2を開催します~



2/20(火)のプログラム、こちらです~(^o^)/

以下、Vol.1のリポートです。
思いが溢れて長文になってます、よろしかったら最後までお付き合いくださいーm(__)m
 ↓

2024年は「紙芝居いっぱいイヤー」ということで、これまで自作による紙芝居ショーを中心に活動を行ってきたんですが、出版紙芝居の口演も併せて行うことにいたしました。

「かりゆし紙芝居劇場」というタイトルの、月イチの紙芝居イベントです。
1月23日に開催されたVol.1の様子、ご覧くださーい(^-^)d



下は3歳から上は60代まで幅広いお客さまに足をお運びいただきました。
今回、大好きな沖縄紙芝居をオープニングとエンディングに配置する構成にしています。



オープニングは「カチャーシーをおどろうよ」。
脚本の眞榮城栄子さん(2019年逝去)は、沖縄女子短期大学などで紙芝居、絵本の講師をつとめていらした方で、私が自作の紙芝居を制作していたときに、きびしくも温かいアドバイスをたくさんいただきました。
「ちむぐくる(まごころ)の師匠」への感謝を込めて選ばせていただきました。

メインの中編作品は、テーマを決めて二本立てで構成しています。
初回は「特選!王さま王子さまストーリー」ということで、まずは「しあわせのおうじ」から。



アイルランド出身の劇作家ワイルド作による今から140年ほど前の作品なんですが、作品で描かれている社会的弱者をめぐる貧困の様子は、今とまったく同じ、というか同じ状況が何度も繰り返されているといった方が正しいかもしれません。
そんな寓話の普遍性みたいなものを感じていただきたく選びました。

そして、今回のイベントの会場となっているが、那覇市の「なは市民活動支援センター」というボランティア活動に取り組んでいる皆さんが集う場所なのです。
そういった意味でも親和性の高い作品かなと感じました。
すべての「しあわせのおうじ」の皆さんへエールをこめて。
(がんばりすぎて、燃え尽きないようにの願いも込めて)

脚本の三谷亮子さん、画の中村文子さん、どちらも秀逸です。
童話の作品化には、絵、文章ともに色々なテイストのものが存在しますが、とても誠実で優しい作品だなーと感じます。
丁寧に語るように心がけています。

◎作品全編を口演した動画をyoutubeの「限定公開」で保存しています。
ご覧になりたい方は「sadoyan39@gmail.com」、その他、SNSのメッセージなどでお知らせください。
アドレスを送らせていただきます。



続いては「あひるのおうさま」。

浪費家の王さまへ貸したお金の取り立てに、あひるが仲間を引き連れて(おなかの中にしまいこんで)お城にのりこんでいく、というフランス民話版の「ももたろう」です(^o^)
圧政に苦しむ民衆の願望と妄想が大爆発した、奇想天外な痛快作です。
個性たっぷりのキャラクターが続々登場するので、いろんな声でにぎやかに演じてます。
「世界最小の演劇」である紙芝居の楽しさ、ここにありです~(^o^)



絵本「とべ、バッタ」などの著作がある田島征三さんの、超ダイナミックな絵を見ているだけで元気になります。




エンディングは「かりゆしの海」。
私のいちばん好きなうちなーぐち(沖縄ことば)である「ゆがふたぼーり(幸せが訪れますように)」との出会いは、この作品からでした。



ご参加の皆さんに、紙芝居でたくさんの「かりゆし(しあわせ)」を届けられますように。

◎イベントご参加の方からの声

20代:女性
しあわせの王子は100年以上前のお話なのに現代の問題とリンクしていて、たくさんの子どもたちにも聞いてほしいなぁと思いました。
紙芝居は動画と違って心の奥深くに響くような感じがします。
紙芝居の扉を閉めるまでの演出がとても良かったです!



50代:女性
昔見た紙芝居はアイスケーキー(アイスクリーム)が食べる目的の方が強くて、紙芝居の内容は記憶に残っていないけど、今日は一緒にカチャーシーをしたり「にふぇーでーびるー」と言ったりして懐かしく感じました。

50代:男性
うちなーぐちを取り入れた紙芝居は大人も子どもも、とても楽しめると思う。
「ゆがふたぼーりー」がお気に入りです。

30代:女性
3歳から小学生まで、3人の子どもたちと一緒に来ました。
楽しかったので、また来月も観に来たいですー。

60代:男性(紙芝居ボランティアさん)
今日は名作の口演を見ることができて良かったです。
ゲゲゲの鬼太郎もワクワクします。
紙芝居は面白い!と思ってくれる人が少しずつ増えていくことを願っています。

30代:女性
10年くらい前から、さどやんさんの活動を見てきたけど
真っ直ぐだなーとつくづく思う。
シンプルに、人を楽しませることが好き。
ほんでもって、自分自身がその場を一番楽しんでしまう。
それって才能だなと思う。
最近、一番好きなことを仕事にするって正解かなー?とか、自分の信念みたいなものを守るのはわがままなんか?とか、今さら真剣に考えたりしてるけど、そんな悩みもアホみたいに思えるような、とても豊かな時間を過ごせた気がした。ほっこり。

★皆さん、嬉しい感想の数々、いっぺーにふぇーでーびるー(本当にありがとうございますー)m(__)m


鑑賞のおともの「うちなーうくゎーし(沖縄お菓子)」



お土産の「うちなーぐち(沖縄ことば)カード」をご用意して、お待ちそーいびーん(お待ちしておりまーす)(^o^)/



口演予告で、テレビ舞台で楽しむ「ゲゲゲの鬼太郎」をチラ見せ!
世界一、紙芝居が大好きなさどやんの紙芝居コレクション、お楽しみに~(^o^)/